| (1)人と自然界の密接な関係を重視。 |
人体は外部環境の変化に合わせて自身の生命リズムを調整し、
外界の変化に適応させている。
例えば・・・ |
| 春: |
春一番などの季節風が吹き、寒くなくとも必要以上の薄着にならず、
長袖の着用などで、風から身を守ります。 |
| 夏: |
帽子をかぶり、強い直射日光から身体を守ったりします。 |
| 秋: |
乾燥の時期は、マスクを装着して感染防止したり、ノドを守ったりします。 |
| 冬: |
寒い時期はコートを着て、寒邪から身体を守り体温の流失をさけます。 |
(2)人体を構成するそれぞれの組織部分は互いに密接に連絡し、
影響している。 |
東洋医学では、万物を5つのカテゴリーに分けて考えられるとしています。
自然の恵みを、木・火・土・金・水を代表的な5つとし、
自然も人体も同様のサイクルを営んでいることを表しているのです。
少々難しいことを申し上げますが、例えば・・・
季節ですと、春(肝臓/木)・梅雨(脾臓/土)・夏(心臓/火)・秋(肺臓/金)・冬(腎臓/水)
臓物ですと、肝臓(春/木)・脾臓(梅雨/土)・心臓(夏/火)・肺臓(秋/金)・腎臓(冬/水)
「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、
金は水を生じ、水は木を生ずる。」
木は燃えて火になり、火が燃えた後には灰(=土)が生じ、土が集まって山となった場所からは鉱物(金)が産出し、金は腐食して水に帰り、水は木を生長させる。
「水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、
木は土に勝ち、土は水に勝つ。」
水は火を消し、火は金を溶かし、金で出きた刃物は木を切ることができ、
木は土から栄養をとり生長し、土は水の流れをせき止める。
この様にお互いがお互いに、密接に連絡し、影響しているのです。
右足が痛かったら、左足でかばい歩く事と同じように、人体は常に内臓も関節も
神経も、密接に連絡を取り合い、相互協力しているのです。
弱っている部分は補い、出っ張りすぎて増長している部分を抑えて、身体の調和を計り、安定した身体(恒常性の維持=ホメオスタシス)を理想としています。
※氣とは?
氣は人体を構成している最も基本的な物質であり、生命を維持する源です。
すなわち、生命を支えるすべての原動力なのです!
東洋医学を行う上での、1番の着目点であり、
1番のポイントは氣の流れを通す事です。
氣の流れが悪いと「不通則痛=ふつうそくつう」といって、
氣が通らざると痛みがでる。
氣の流れが良いと「通則不痛=つうそくふつう」といって、
氣が通ると痛くなくなる。すなわち氣が滞りなく流れることが理想としています。
これは痛みだけでなく、お身体の不定愁訴にも言える事です。
※不定愁訴:特定の病名はつかないものの、漠然とした不調の訴え。
頭の重量感・疲労感・食欲不振・倦怠感etc…
文字通り、元氣とは氣が元の状態に戻ること、病氣とは氣が病むことです。
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